皆様、お疲れ様です。
久しぶりに【意外と知らないビジネスマナー】をお送りします。
今回は、「取り急ぎ○○まで」という言葉です。
メールの締めくくりなどで、よく見かけます。
私自身も使ったことはある言葉ですが、
メールを送った後に、
「この言葉は、お客様に使ってもよい言葉なのかな?」と
疑問に思ったことが何度かあります。
よく調査してみると、
「取り急ぎ○○まで」という言葉は、
ビジネスパーソンは、けっこう使う言葉のようです。
しかしながら、
この言葉は、失礼と感じる人もいれば、便利な言葉と感じる人もいて、
人によって、とらえ方が異なる言葉です。
「取り急ぎ」は、文字通り、急いでいる場合に使用する言葉であり、
広辞苑には、「もろもろの儀礼・説明を省略して、用件だけを伝える意」とあります。
つまり、相手に対する敬意がないと受け止められる可能性を含んでいます。
しかしながら、状況によっては、逆に安心感を与える場合もあります。
例えば、至急返信する場合、
相手が返信を待っているならば、「取り急ぎ」として返信すれば、
相手を待たせることなく、安心させる効果もあります。
つまり、「取り急ぎ」は、良い場合と悪い場合があるわけで、
使い分けが必要になるわけですが、
色々なお客様にメールを送る中で、いちいち使い分けるのは難しいし、
全員がそれを実行するのは、困難だと思います。
従って、「取り急ぎ、○○まで」という言葉を、
好感度の高い言葉に、変更して、お送りするようにした方が良いですね!
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①取り急ぎ、御報告までにて、失礼致します。
②まずは、確認のみの連絡になります。宜しくお願いします。
③まずは、お礼を伝えたくて、メールにて失礼します。
④簡単ではありますが、急ぎ御報告させて頂きます。
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ちょっとしたことですが、
お客様に与える印象が変わってくると思います。
みなさんのメールの1つ1つが大切な「営業」だと思います。
だからこそ、1つ1つのメールを大切にしたい。
ちょっとしたことを気遣う気持ちが、きっとお客さんにも届くと思います。
みんなで、取り組んでいきましょう!
まずは、皆にマナー標準を伝えたくて、メールにて失礼します^^
稲岡
【了解】と【承知】の違いって???
- どちらとも、”分かりました!”という意味で使う言葉ですが、
- 微妙にニュアンスが違います。
- 【了解】という言葉には、相手を敬う気持ちが含まれていません。
- 【承知】という言葉には、うけたまわる、謹んで受けるという意味があり、相手を敬う気持ちが含まれています。
- つまり、お客様に対しては、【承知】を使う方がベターです。
- 実は、僕は、ずっと【了解】を使っていました(苦笑)
- ちょっとしたことですが、お客様に与える印象が変わるかもしれないので、
- 以後、【承知】に変更しました。
- 面と向かって話す場合は、お互いの顔が見えているし、相手の反応も分かるし、多少の言葉遣いは、気にならないかもしれませんが、
- メールの場合は、顔が見えないし、雰囲気も伝わりにくいので、最低限のマナーは知っておいた方がいいかもしれません☆
【様】と【殿】の違いって???
- どちらとも、相手に対する敬称として使用される言葉ではありますが、
- 微妙にニュアンスは違うようです。大きく分けると、
- 名前には「様」を使用して、役職には「殿」を使用するようです。
- 文書などでは、「様」が一般的であり、 目上の方であっても、目下の方であっても、どのような相手にも使用できます。
- いわゆるオールマイティってやつです。
- 「殿」を使用する場合は、目下の方や同期の方、それも親しい間柄に限られるようです。
- 感覚としては「○○君」と呼ぶような感じとのこと。
- 例えば、上司から部下への指示などには、「殿」を使ったりするようです。
- 公共機関(市役所)などでも、「殿」を使うことをやめて、全て「様」に統一することにした例もあります。
- お客様に対しては、基本的に「様」しか使わないと思いますので、大丈夫だと思いますが、「様」と「殿」には微妙な違いがあることは知っておいて、損はないと思います☆
【御苦労さま】と【お疲れ様】
- この使い分けに関しては、とても有名なので、
- おそらく多くの方が知っているとは思いますが、
- 色々と調べてみると、
- 世間一般的には、けっこう知らない人はたくさんいるようです。
- 特に若い人になればなるほど、
- このあたりのことは知らないことがあるようです。
- 簡単に分けると、
- 【御苦労さま】・・・・一般に目上に人には用いない、目下の人に対して。
- 【お疲れさま】・・・・一般に目上の人には用いない。
- あれっ???
- どっちも一緒じゃん!となってしまいました。
- どっちも、目上の人やお客様には使えないの???
- 色々と調べてみたことを総合すると、
- 【お疲れさま】と単独で使うのではなくて、
- 【お疲れ様です】 【お疲れさまでした】ということによって、目上の人に使うことが出来ます。
- 【御苦労さま】に関しては、【御苦労さまでした】と言っても、
- 目上の人に使うのは好ましくないとのこと。
- 【お疲れ様です】【お疲れ様でした】
- 一般的には、これが、好ましい表現のようです。
- MSRのメールのルールとしては、
- 【お疲れ様です】になっていますので、問題はないと思いますが、
- 知っておいて損はないですね☆