フィルム、アルミ箔、金属箔の油膜をドライ洗浄
金属箔の表面はこれまでウェット洗浄が主でありましたが、これからのスタンダードはドライ処理になります。その中でもプラズマ処理による洗浄効果とそのスピードは他の工法の追随を許さないといっても過言ではないでしょう。
プラズマによるドライクリーニング
億のビームで表面をプラズマドライ洗浄。ロール→ロールやシート(枚葉)状態でこれまでの実績から材料や目的に応じたクリーニングガス(不活性種混合)を使用して処理することが可能です。これが効いてきます!
<実績>
アルミ箔(AL)
ニッケル箔(NI)
銅箔(CU)

フィルム表面のブリードアウトオイルにも効果あり!
フィルムには滑材や帯電防止材等、様々な添加物が含まれて成形されますがこれらは時間が経過すると染み出してきます(ブリードアウトと呼ばれます)。表面に染み出れば膜となり貼り合わせや塗工を阻害します。阻害物質の洗浄の方法としてMSRではリキッドワイピング工法がありますがドライプロセスである
プラズマ処理で洗浄することが最近のトレンドです。サンプルは無料ですのでお気軽に問合せください。
プラズマクリーニング
億のビームで表面をプラズマ洗浄。ロール→ロールやシート(枚葉)状態で
これまでの実績から材料や目的に応じたクリーニングガス(不活性種混合)を
使用してクリーニング処理いたします。
ドライ処理メカニズムを説明。
プラズマ処理は分子から

接触角とダイン数(濡れ指数)
家庭でよく使われるフライパン 沢山ある種類の中で広く知れ渡ったテフロン処理って聞いたことあるかと思いますが あのフライパンに水を垂らすと水は粒型になりコロコロ転がります。この状態は接触角でいうと非常に高い状態で100°角を超えている状態といえます。
この状態で目玉焼きを焼いても卵はフライパンにくっつきませんが何も処理していないフライパンには卵はベッタリくっついて焼かれてしまします。
これと同様で
フィルム材料に水を落としてベタッとする材料はくっつき(接着)しやすく はじく材料はくっつきにくい(密着悪い)ということがいえます。
水と油の分離作用も同様で、材料に油分が付着してるとくっつきにくいです。
これらの事から接合の世界では接触角を比較することから検討が始まります。
接触角が高いとくっつきにくい、逆に低いとくっつきやすい これ覚えておいてください。
(化学や分子結合があるのでこればっかりとは言えませんが。。)
もうひとつにダイン数(濡れ指数)というのがあって試薬ペンが市販されています。
これはベタッとするほどダイン数と呼ばれる数字があがります。ダイン数に関しては ダイン数が高いほうがくっつきやすいとなります
ダイン数の最大は70ダインでこれ以上は計る事ができません。
接触角でいうとだいたい40°ぐらいですのでそれ以上の計測は接触角に頼るしかないのです。
原子力顕微鏡などでは分子レベルで表面を確認することが出来ますが
非常に高価で我々には購入できませんので試験センターで確認することになります。
MSRでは多くの機能材フィルムの表面を改質して密着強度促進したり、
アルミ箔や銅箔の表面に付着している油分をプラズマ表面処理で取り除く事を得意としています。
フッ素フィルムをプラズマ処理した際のレポートはこんな感じです。

最薄 3μから
最大幅2600㎜
ROLLーROLL

接着剤や塗材料が基材とくっつかない! くっつくけど密着度があと2歩 という際にはお気軽にご相談ください。これまで信頼してくれた皆様に支えられて今では200種以上のMSRプラズマで最適な処理を作り上げます。
まだまだ未熟部分は沢山ありますが 若い情熱と日々勉強で頑張りますのでご支援お願いします。まずは気軽に問合せいただければ幸甚です! お気軽に問合せおねがいします